ラグビーワールドカップのプール戦で「勝ち点」が同じだった場合
今回は、ラグビーワールドカップのプール戦(決勝トーナメント進出をかけたグループ総当たり戦)で、勝ち点が同じだった場合はどうなるのかについて説明するよ。
ラグビーワールドカップのプール戦では、5チーム中上位2チームが決勝トーナメントに進出できるんだけど、その順位は勝ち点によって決まるんだ。
勝ち点についてはこちらの記事を見てね。
もし、プール戦終了時に、この勝ち点が同じだった場合は、下記の順番で順位が決まるよ。
直接対決の勝者
例えば、「日本」と「スコットランド」の勝ち点が同じ「14」だった場合、これは直接対決の勝者が上位となるんだ。
プール戦で日本がスコットランドに勝利していれば、同じ勝ち点でも日本が上になるよ。
プール戦全体の得失点差
仮に「直接対決」でドロー(引き分け)だった場合は、プール戦全体の得失点差で順位が決まるんだ。
得失点差とは、「全ての得点」から「全ての失点」を引いた数で、この数字の高い方が上位となるよ。
例)日本
4試合の総得点・・・ 136
4試合の総失点・・・ 93
得失点差・・・ 136 – 93 = 43
例)スコットランド
4試合の総得点・・・ 98
4試合の総失点・・・ 100
得失点差・・・ 98 – 100 = -2
プール戦全体のトライ数差
得失点差も同じだった場合、今度はトライ数差で判断されるんだ。
トライ数差とは、「全てのトライ数」から「全ての被トライ数」を引いた数で、この数字の高い方が上位となるよ。
例)日本
4試合の総トライ数・・・ 14
4試合の総被トライ数・・・ 9
トライ数差・・・ 14 – 9 = 5
例)スコットランド
4試合の総トライ数 ・・・9
4試合の総被トライ数 ・・・12
トライ数差・・・ 9 – 12 = -3
プール戦全体の得点数
万が一、ここまで数字が同じだった場合は、プール戦全体の得点数で順位が決まるんだ。
こちらも、得点の高い方が上位となるよ。
例)日本
4試合の総得点・・・ 136
例)スコットランド
4試合の総得点・・・ 98
プール戦全体のトライ数
プール戦全体の得点数でも決まらなかった場合、今度はプール戦全体のトライ数で順位が決まるんだ。
こちらも、トライ数の多い方が上位となるよ。
例)日本
4試合の総トライ数・・・ 14
例)スコットランド
4試合の総トライ数・・・ 9
抽選
ここまで一緒ということは確率的にほぼありえないけど、万が一すべての数字が一緒だった場合、最後は抽選で順位が決まるよ。
2015年のラグビーワールドカップでは世界ランキング上位国が上だったんだけど、2019年のラグビーワールドカップでは抽選になったんだ。
世界ランキングで判断されるより、抽選の方が公平だよね。
ちなみに、決勝トーナメントで同点だった場合は、こちらの記事を参考にしてね。
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