スタンドオフ(SO)10番

スタンドオフとは、背番号「10番」をつけている選手のことをいい、チームの司令塔だよ。
英語での表記は「SO」。
ただし、国際的には「フライハーフ(FH)」と呼ばれることが多く、「スタンドオフ」という名称は日本を含め一部の国でしか使用されていないんだ。
この「スタンドオフ」の語源だけど、9番が「スクラムと連携するハーフバックス」からきているのに対し、10番は「スクラムから離れて立つ(=スタンドオフ)ハーフバックス」という理由で「スタンドオフ」と呼ばれるようになったんだ。
でもその後、英国でこのポジションのことをフライハーフ(Flyhalf)と呼ぶようになったことから、スタンドオフという名称を使用する国が少なくなったんだよ。
ちなみに、国によってはファースト・ファイブエイスファースト・ファイブアウトサイド・ハーフと呼ぶところもあるんだ。

このスタンドオフというポジションだけど、スクラムやラインアウト、モールやラックなどの密集地から9番(スクラムハーフ)が出すボールを、一番初めに受け取るポジションでもあるよ。
このスタンドオフを起点に、パスやキック、ランなどの攻撃を仕掛けていくことから「司令塔」といわれていて、全てのスキルはもちろん、冷静で的確な判断力や、ラグビーへの高い理解度が必要なんだ。
ゲームメーカーであるスタンドオフの判断が、試合の流れを左右するといっても過言ではないほど、チームにとっては重要なポジションなんだよ。

スタンドオフの大型化

一昔前のスタンドオフといえば、華麗なパスやキックで周囲を上手く動かし、自らが身体を張るということが少なかったため、試合が終わってもジャージが汚れていないことが多く、またその状態が上手い選手であることを証明していたんだ。
でも現代のラグビーでは、相手チームのサイド攻撃(密集の近くを突破してくる攻撃)が増えたことにより、スタンドオフが相手の巨漢フォワードにタックルしなければいけないケースも多くなったため、スタンドオフもタックルの強さなど、フィジカル面を要求されるようになったんだよ。
ちなみに2016年、2017年の世界最優秀選手に選ばれたニュージーランド代表の「ボーデン・バレット」は、スタンドオフにもかかわらず身長が「187㎝」あり、2018年の世界最優秀選手に選ばれたアイルランド代表の「ジョナサン・セクストン」はスタンドオフで「189㎝」もあるんだ。
このように、パスやキック、ランのスキルだけでなく、相手の巨漢フォワードをも止められる「フィジカル」が、現代のラグビーでは求められているよ。

キッカー

スタンドオフは、チームで一番キックが巧みであるとされていることから、コンバージョンやペナルティゴールでのキッカーを務めることが多いよ。

もちろん、チームによっては「フルバック(15番)」の選手が蹴ったり、「スクラムハーフ(9番)」や「センター(12番)」の選手が蹴ることもあるけど、スタンドオフ(10番)を任されている以上、いつ何時でも蹴られるテクニック自信を持ち合わせておく必要があるんだ。
スタンドオフには、やらなければいけないことがたくさんあるんだね。

スタンドオフを動物で例えると

もし、スタンドオフというポジションを動物で例えるとしたら、チンパンジーさんが最適だよ。

スタンドオフは、チームの頭脳でもあるから、頭が良くて判断力に優れているチンパンジーさんがピッタリなんだ。



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