ペナルティトライ(認定トライ)【ラグビー用語中級編】

ペナルティトライとは、ディフェンス側の故意の反則がなれけば明らかにトライだったとレフリーが判断した場合に与えられる「トライ」のことをいうよ。
別名「認定トライ」ともいうんだ。

これがペナルティトライだよ。
この動画でいうと、赤色のジャージを着たイングランド代表がモールを組んで、インゴールまで押し込んでいるよね。
でも、このままではトライを取られると思ったフィジーは、故意に(わざと)モールを崩してトライを阻止したんだ。
これはコラプシングという反則行為(故意にスクラムやモールを崩す反則)なんだけど、レフリーは「この反則が無ければ明らかにトライだった」と判断したため、「ペナルティトライ」をイングランドに与えたよ。

ペナルティトライはゴールポストの真下

このペナルティトライだけど、例えフィールドの端で行われた出来事だとしても、ゴールポストの真下でトライが成立したことになるんだ。
そのため、レフリーはフィールドの端から中央に走り、ゴールポストの真下でトライの笛を吹くよ。

実は、2017年まではこのペナルティトライの後でも、通常のトライのように「コンバージョンキック」が実施されていたんだけど、


2017年に導入された新ルールにより、ペナルティトライ後のコンバージョンは無くなり、自動で2点が加点されるようになったんだ。
これは、中央からのコンバージョンはほぼ確実に入るとされているため「時間短縮(スピーディーな試合展開)」を目的に改定された内容なんだよ。
よって、ペナルティトライ(認定トライ)は一度に7点が入ると覚えてね。



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