ペナルティゴール【ルール解説初級編】

ペナルティゴールとは、ラグビーにおける得点方法の一つで、成功すれば3点が入るゴールキックのことをいうよ。
下記の記事でも説明した通り、「コンバージョン」はトライ後にしか実施されないゴールキックに対して、「ペナルティゴール」は、相手が重い反則を犯した際に蹴ることができるゴールキックなんだ。


このペナルティゴールは、ボールを地面に置いて(固定して)蹴る「プレースキック」が基本だけど、ボールを地面にワンバウンドさせてから蹴る「ドロップキック」でゴールを狙っても良いんだよ。
ただ、ドロップキックは難易度が高いから、大半の選手はプレースキックを選択するんだ。

ゴールエリア

ゴールエリアは下記画像の黄色いエリアで、両ポールの間、かつクロスバー(横棒)の上の部分にボールを通すことでゴール成功となるんだ。
※コンバージョン、ドロップゴールも同じ

例えゴールポストの上を通過しても、ポールの間と判断された場合はゴール成功となるよ。
この黄色いエリアにゴールすることができるのであれば、自陣から「ペナルティゴール」を狙っても良くて、「トップリーグ」のようなハイレベルな試合では、50メートルを越えたペナルティゴールが見られたりもするんだ。
また、ペナルティゴールは、権利を得た地点からタッチラインに沿って後ろであれば、どこから蹴っても良いんだよ。

仮に、赤いバツの地点でペナルティゴールの権利をもらった場合、その地点から蹴るとゴールとの距離は近いけど角度がキツイよね。
だから、ゴールとの角度を少しでも和らげるために、距離が伸びてでも後方へ下がって蹴る選手が多いんだよ。

ペナルティゴールは、試合が僅差のときや流れを変えたいときに必要な大事な得点手段。
例えトライが取れなくても、ペナルティゴールで着実に点数を重ねていくことで、勝利することもできるんだ。
キッカーはみんな集中しているから、ゴールキックのときは声を出さずに心の中で応援してあげてね!



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