ラグビーワールドカップのボーナスポイント(BP)
ラグビーワールドカップを観ていると「ボーナスポイント(BP)」という言葉がよく出てくるんだけど、今回はその「ボーナスポイント」について詳しく説明していくよ。
プール戦は勝ち点方式
まず、ラグビーワールドカップのプール戦(決勝トーナメント進出をかけたグループ総当たり戦)は勝ち点方式で、勝ち点が高い国の上位2チームが、決勝トーナメントに進出できるんだ。
ラグビーワールドカップの参加国は全20ヵ国。
グループは「A」「B」「C」「D」の4つに分けられるので、決勝トーナメントに進出するためには1グループ5ヵ国のうち上位2チームに入る必要があるんだよ。
例)グループA
1.アイルランド
2.日本
3.スコットランド
4.サモア
5.ロシア
ラグビーワールドカップの勝ち点
そこで重要になってくるのが、各チームの順位をつける「勝ち点」。
決勝トーナメント進出を大きく左右する勝ち点は、下記のように決まるんだ。
◆ 勝ち・・・・・4点
◆ 引き分け・・・2点
◆ 負け・・・・・0点
そしてこの勝ち点以外にもあるのが、ボーナスポイントという追加点だよ。
ラグビーワールドカップのボーナスポイント(追加点)
上記の「勝ち点」以外に、下記の場合はボーナスポイント(追加点)がもらえるんだ。
◆ 4トライ以上とったとき・・・1点(勝敗に関係なく)
◆ 7点差以内で負けたとき・・・1点
試合に負けても4トライ以上かつ7点差以内の敗戦なら勝ち点2
このボーナスポイントがあることにより、例え試合に負けても、4トライ以上かつ7点差以内の敗戦なら、勝ち点が2点もらえるんだ。
2015年のラグビーワールドカップで、日本代表は3勝1敗と好成績を残したにもかかわらず決勝トーナメントに進出できなかったのは、この勝ち点が他のチームに及ばなかったからだよ。
ラグビーワールドカップ2015 プールB
1.南アフリカ・・・・・3勝1敗(勝ち点16)
2.スコットランド・・・3勝1敗(勝ち点14)
3.日本・・・・・・・・3勝1敗(勝ち点12)
4.サモア・・・・・・・1勝3敗(勝ち点6)
5.アメリカ・・・・・・0勝4敗(勝ち点0)
日本代表は南アフリカ代表に34対32で勝利したけど、南アフリカにとっては「4トライ以上かつ7点差以内の敗戦」だったから、負けても勝ち点が2点もらえたんだ。
一方日本は、勝利したにもかかわらず4トライ奪えなかったので勝ち点は4点止まり。
ラグビーワールドカップのプール戦では、ただ勝てばいいのではなく、このボーナスポイントをいかに積み重ねるかが、重要となってくるんだよ。
最も良い勝ち方は、4トライ以上の勝利(勝ち点5)!
更に相手にボーナスポイントを与えない試合結果なら最高だよ。
みんなもこのボーナスポイントに注目して、試合観戦を楽しんでみてね!
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