ラグビーの反則と再開方法
ラグビーには、細かな反則がたくさんあるから難しいというイメージを持たれるんだけど、すべての反則を覚える必要はまったくないよ。「よく起こる反則」はだいたい決まってくるからね!
それに反則の仕組みさえ理解すれば楽しく観戦できるから、まずはこれを覚えてみてね。
ラグビーの反則は、主に3段階に分けられるんだ。
軽い反則
ラグビーにはボールを前に投げてはいけない、ボールを前に落としてはいけないという基本的なルールがあるんだけど、これらのルールをやぶってしまうと軽い反則が取られるよ。
反則というより、ミス(失敗)と考えた方が理解しやすいかな。
もし、相手チームが「軽い反則(ミス)」をした場合は、マイボールスクラムで試合は再開するんだ。
マイボールスクラムは、自分たち(反則をしていない側)がスクラムの中にボールを投入できるんだけど、スクラムはあくまでもボールの奪い合いだから、相手に取られちゃう可能性もあるんだよ。
レフリーは軽い反則が起きたら「ピッ」と短い笛を吹き、どっちのボールで始まるかを、腕を横に伸ばして教えてくれるんだ。
やや重い反則
軽い反則より、やや重いときに取られる反則だよ。
数としては、そこまで多くないかな。
もし、相手チームが「やや重い反則」をした場合は、自分たちのフリーキックで試合は再開するんだ。
ボールを奪い合う「スクラム」に対して、「フリーキック」は、確実に自分たちのボールで再開できるのが特徴だよ。
フリーキックをもらうと、反則を受けた地点から自由に攻めることができ、その場から自分で攻めても、フォワードの選手に突っ込んでもらっても、バックスの選手に走ってもらっても、大きくキックしても良いんだ。
ちなみに「スクラム」を選択することもできるよ。
レフリーが肘を90度に曲げた合図を出したら、「やや重い反則があったんだなぁ」って思ってね。
重い反則
軽い反則と共に、よく見られるのが重い反則だよ。
これをペナルティというんだ。
軽い反則がミス(失敗)なら、重い反則はズル(不正行為)と考えたらわかりやすいよ。
もし、相手チームが「重い反則(ズル)」をした場合は、自分たちのペナルティキックで試合は再開するんだ。
ペナルティキックは、次の4つの選択肢から好きなものを選ぶことができるよ。
1つ目がペナルティゴール。H型のゴールポストに決まれば3点が入るんだ。
2つ目が外に蹴り出すタッチキック。ボールがタッチラインの外に出た地点から、マイボールラインアウトで再開できるよ。
3つ目がスクラム。ゴール前や、スクラムの調子が良いときに選ぶことがあるんだ。
4つ目がボールを自分の足に当ててそのまま走り出すタップキック。フリーキック同様、その場から自由に攻めることができるよ。
レフリーは重い反則が起きたら「ピーッ」と長い笛を吹き、腕を上に挙げて合図を出してくれるんだ。
以上が、ラグビーの反則と再開方法だよ。
何が起こったのか良く分からなかったときは、レフリーの腕がどのような形をしているのかに注目してみてね。
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