チャージ【ラグビー用語初級編】

ラグビーでいう「チャージ」とは、キックで蹴り出されるのを防ぐために、ディフェンス側のプレイヤーが身を投げ出して（手を高く挙げ）相手のキックを防ぐことをいうよ。
正式名称は「チャージダウン」。
バレーボールでいう、ブロックのようなプレーなんだ。

画像引用：WORLD RUGBY 競技規則

下記の記事でも説明したけど、チャージダウンはルールでも正式に認められており、例え手にボールが当たって前方に転がったとしても、それは「ノックオン」にはならないよ。

チャージダウンは、成功するか否かは別として、試合中いたるところで行われているんだ。
仮にチャージが成功したら、それはトライに繋がるビッグプレーになることが多いからね。
下記が「チャージ」成功シーンの動画だよ。

チャージが成功すると、攻守が一瞬にして入れ替わり、また相手チームはディフェンスの準備もできていないため、敵陣であればあるほどトライに繋がる確率が高くなるんだ。
もし成功しなかったとしても、手を高く挙げ走り迫るだけで相手に大きなプレッシャーを与えることができ、本来蹴りたかったコースも防ぐことができるため、非常に有効なプレーの一つだといえるよ。
また、このチャージは、インプレー（ボールが動いている時間）以外にコンバージョンゴールの際にも実施されるんだ。

コンバージョンゴールでは、ペナルティゴールのときと違いプレッシャーを与えることが許可されているため、キッカーがキックのモーション（動作）に入ってからであれば、チャージしにいっても良いんだよ。
ただ、キックのモーションに入るまでは、インゴールラインを超えてはいけないというルールがあるんだ。

チャージは、全力で蹴り上げたボールが顔面に当たる可能性もある勇気を必要とするプレーなだけに、一気に流れを変えることができるスーパープレーでもあるよ。
チームの勝利のために、自らの身体を張る選手に注目してみてね！