ドロップゴール【ルール解説初級編】

ドロップゴールとは、ラグビーにおける得点方法の一つで、インプレー中にドロップキックでゴールを狙うことをいうよ。
※ドロップキックとは、ボールを地面にワンバウンドさせてから蹴り上げるキックのこと

このドロップゴールがH型のゴールポストに入れば、3点が加点されるんだ。
相手チームがペナルティ(反則)をしたときに蹴ることができるペナルティゴールとは違い、ドロップゴールはプレー中いつでも蹴ることができるから、試合終了間際などの重要な局面で蹴られることが多いよ。
例えば、2016年11月のテストマッチ「日本 vs ウェールズ」の試合。
日本代表は、強豪のウェールズ代表相手に、30対30で同等の力を見せつけていたんだ。
でも試合終了10秒前に、相手の「ドロップゴール」で勝ち越しを許してしまったんだよ。
その動画がこちら。

このように、同点のときや、3点差以内のときに、選択肢の一つとして「ドロップゴール」が出てくるんだ。
でもこのドロップゴールは、誰でも蹴られる訳ではないよ。
ラグビーボールは楕円の形をしているため、ワンバウンドさせてから蹴るという行為は非常に難しく、また芝生の状況によってボールの跳ね方も変わってくるので、トップ選手でも難易度が高いとされているんだ。
2015年のラグビーワールドカップで一躍注目を浴びた「五郎丸歩選手」でさえも、ラグビー人生の中で一度もドロップゴールを決めたことがないんだよ。

ドロップゴール4点の時代(1905 – 1948)

下記の記事でも取り上げたけど、ドロップゴールはその難しさ故に、成功すれば「4点」の時代があったんだ。


でも、ドロップゴールの蹴り合いが増えてしまったことにより、1948年に「3点」へと変更。
現在でもその点数が引き継がれているよ。



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