ラグビーワールドカップ出場国の「人口」「ラグビー競技人口」を調べてみた

ラグビーの世界で長きに渡り「王者」に君臨してきたニュージーランド代表「オールブラックス」。
みんなはこのニュージーランドの人口がどれくらいか知っているかな?
答えは470万人で、日本の約26分の1だよ。
競技人口は15万6千人で、日本の29万6千人より少ないにもかかわらず、圧倒的な強さを誇っているんだ。
もちろん生まれ持った肉体などが日本人とは異なるため、競技人口が強さに比例する訳ではないけど、その国でラグビーがどれほど人気なのかを示すラグビー普及率は、少なからず強さに影響するんじゃないかと思って、今回調べてみたよ。
参考文献は、World RugbyYear in Review 2018
全体の競技人口だけでなく、各国の協会登録者(クラブ等で本格的にラグビーをしているプレイヤー数)もチェックしてみてね!
※ラグビーの競技人口が多い順に掲載

イングランドの人口・ラグビー競技人口

【人口】5,560万人(7位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】211万2千人(1位/20ヵ国)
【協会登録者】35万5千人(2位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】3.8%(5位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.64%(11位/20ヵ国)
【世界ランク】4位(2019年7月時点)

ラグビー発祥の地であるイングランドは、競技人口がダントツに多いよ。人口は日本の約半分にもかかわらず、競技人口は日本の約7倍もいるんだ。さすがラグビーが生まれた国だね。

アメリカの人口・ラグビー競技人口

【人口】3億2,770万人(1位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】147万8千人(2位/20ヵ国)
【協会登録者】13万1千人(6位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】0.45%(15位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.04%(19位/20ヵ国)
【世界ランク】15位(2019年7月時点)

人口3億人を超えるアメリカは、実は競技人口も世界トップクラスなんだよ。アメリカといえば「アメフト」が人気だけど、ここ近年はラグビーにも力を入れ始めてて、無限大の可能性を秘めているんだ。アメリカがワールドカップで優勝争いするのもそう遠くないはずだよ。

南アフリカの人口・ラグビー競技人口

【人口】5,670万人(6位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】69万1千人(3位/20ヵ国)
【協会登録者】63万5千人(1位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】1.22%(10位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】1.12%(7位/20ヵ国)
【世界ランク】5位(2019年7月時点)

協会登録者が20ヵ国中1位の南アフリカ。生まれ持つ肉体に恵まれ、かつ競技人口も多い正真正銘の強豪国に日本は勝利したんだよ。

フランスの人口・ラグビー競技人口

【人口】6,700万人(4位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】53万3千人(4位/20ヵ国)
【協会登録者】25万8千人(4位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】0.8%(13位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.39%(12位/20ヵ国)
【世界ランク】8位(2019年7月時点)

ラグビー競技人口が20ヵ国中4位のフランス。歴代のラグビーワールドカップでも準優勝に輝いたことがあるほどの強豪国だけど、人口も多いためか、ラグビー普及率はそれほど高くないよ。

オーストラリアの人口・ラグビー競技人口

【人口】2,500万人(10位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】47万7千人(5位/20ヵ国)
【協会登録者】27万2千人(3位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】1.91%(9位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】1.09%(8位/20ヵ国)
【世界ランク】6位(2019年7月時点)

競技人口も協会登録者も多いオーストラリア。オーストラリアでは、15人制ラグビーの他に13人制ラグビー(ラグビーリーグ)が盛んだよ。

日本の人口・ラグビー競技人口

【人口】1億2,620万人(3位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】29万6千人(6位/20ヵ国)
【協会登録者】10万8千人(9位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】0.23%(18位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.09%(17位/20ヵ国)
【世界ランク】11位(2019年7月時点)

実はラグビーの競技人口が20ヵ国中6位の日本。でも人口が他国に比べて圧倒的に多いから、その分「ラグビー普及率」も低いんだ。ただ、パイが1億人を超えるだけに、今後伸びていく可能性は十分に秘めているよ。

フィジーの人口・ラグビー競技人口

【人口】90万人(18位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】22万5千人(7位/20ヵ国)
【協会登録者】12万4千人(7位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】25%(2位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】13.78%(2位/20ヵ国)
【世界ランク】9位(2019年7月時点)

ラグビー普及率がトップクラスのフィジー。人口はわずか90万人にもかかわらず、競技人口が22万5千人もいるんだ。これは国民の4人に1人がラグビーをやっている計算になるよ。さすがラグビーが国技となっている国だね。

カナダの人口・ラグビー競技人口

【人口】3,720万人(9位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】21万7千人(8位/20ヵ国)
【協会登録者】2万8千人(14位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】0.58%(14位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.08%(18位/20ヵ国)
【世界ランク】21位(2019年7月時点)

ロシアに次いで世界で2番目に広いカナダだけど、人口はそれほど多くなくて、ラグビー競技人口も20ヵ国中8位だよ。

アイルランドの人口・ラグビー競技人口

【人口】470万人(12位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】21万人(9位/20ヵ国)
【協会登録者】9万4千人(11位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】4.47%(4位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】2%(6位/20ヵ国)
【世界ランク】3位(2019年7月時点)

アイルランドの人口は470万人で、これは「ニュージーランド」と同じなんだ。また、ラグビー普及率➀は4%を超え、国中でラグビーが愛されていることがわかるよ。この数字はニュージーランドよりも高いんだ。

スコットランドの人口・ラグビー競技人口

【人口】530万人(11位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】18万2千人(10位/20ヵ国)
【協会登録者】4万6千人(13位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】3.43%(7位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.87%(9位/20ヵ国)
【世界ランク】7位(2019年7月時点)

スコットランドも、アイルランドに似た数字を持つよ。人口に比べてラグビーの競技人口が多いこと(国中でラグビーが愛されていること)が、イギリスの強さの所以かな。


アルゼンチンの人口・ラグビー競技人口

【人口】4,420万人(8位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】16万1千人(11位/20ヵ国)
【協会登録者】12万1千人(8位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】0.36%(17位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.27%(14位/20ヵ国)
【世界ランク】10位(2019年7月時点)

各国が認める「ラグビー強豪国」となったアルゼンチンだけど、ラグビー普及率はそれほど高くないよ。まだまだサッカーの方が人気なんだね。

ニュージーランドの人口・ラグビー競技人口

【人口】470万人(12位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】15万6千人(12位/20ヵ国)
【協会登録者】15万6千人(5位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】3.32%(8位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】3.32%(5位/20ヵ国)
【世界ランク】1位(2019年7月時点)

冒頭でもお伝えした通り、ラグビー王国「ニュージーランド」の人口は日本の約26分の1で、競技人口も日本より少ないのにこの強さなんだ。生まれ持った肉体もそうだけど、やっぱり「国技」というのが大きいね。

ウェールズの人口・ラグビー競技人口

【人口】300万人(16位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】10万8千人(13位/20ヵ国)
【協会登録者】10万8千人(9位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】3.6%(6位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】3.6%(4位/20ヵ国)
【世界ランク】2位(2019年7月時点)

ラグビー普及率が高いウェールズ。こちらもニュージーランド同様、ラグビーが国技となっているよ。

ロシアの人口・ラグビー競技人口

【人口】1億4,680万人(2位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】10万8千人(14位/20ヵ国)
【協会登録者】2万8千人(14位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】0.07%(20位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.02%(20位/20ヵ国)
【世界ランク】20位(2019年7月時点)

世界一の広さに、人口1億4,680万人を誇るロシア。ラグビーの競技人口はまだ少ないものの、日本やアメリカ同様、将来が楽しみな新興国だよ。ラグビーが強くなりそうだね。

イタリアの人口・ラグビー競技人口

【人口】6,000万人(5位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】9万6千人(15位/20ヵ国)
【協会登録者】7万7千人(12位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】0.16%(19位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.13%(16位/20ヵ国)
【世界ランク】14位(2019年7月時点)

ティア1と呼ばれるラグビー伝統国の中では、ラグビー普及率が低いイタリア。フランスと人口はあまり差はないものの、競技人口は5分の1にも満たないんだよ。

トンガの人口・ラグビー競技人口

【人口】10万人(20位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】6万人(16位/20ヵ国)
【協会登録者】2万4千人(16位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】60%(1位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】24%(1位/20ヵ国)
【世界ランク】13位(2019年7月時点)

人口がわずか10万人のトンガ。でもラグビー普及率はダントツの1位で、国民の大半がラグビーをしていることになるんだ。

ウルグアイの人口・ラグビー競技人口

【人口】350万人(15位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】4万人(17位/20ヵ国)
【協会登録者】1万人(19位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】1.14%(11位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.29%(13位/20ヵ国)
【世界ランク】16位(2019年7月時点)

協会登録者がわずが1万人のウルグアイ。でもラグビー普及率に換算すると、日本よりも割合が高いんだよ。

ナミビアの人口・ラグビー競技人口

【人口】250万人(17位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】2万1千人(18位/20ヵ国)
【協会登録者】1万9千人(17位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】0.84%(12位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.76%(10位/20ヵ国)
【世界ランク】22位(2019年7月時点)

ラグビー大国「南アフリカ」のお隣にあるナミビア。南アフリカと国土は少ししか変わらないものの、人口、ラグビー競技人口が大きく違うんだ。

ジョージアの人口・ラグビー競技人口

【人口】390万人(14位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】1万5千人(19位/20ヵ国)
【協会登録者】9千人(20位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】0.38%(16位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】0.23%(15位/20ヵ国)
【世界ランク】12位(2019年7月時点)

ジョージアは日本に匹敵する力を持ちながらも、競技人口はわずか1万5千人だよ。協会登録者も20ヵ国中最下位なんだ。

サモアの人口・ラグビー競技人口

【人口】20万人(19位/20ヵ国)
【ラグビー競技人口】1万3千人(20位/20ヵ国)
【協会登録者】1万3千人(18位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➀(競技人口 ÷ 人口 × 100)】6.5%(3位/20ヵ国)
【ラグビー普及率➁(協会登録者 ÷ 人口 × 100)】6.5%(3位/20ヵ国)
【世界ランク】17位(2019年7月時点)

サモアは、トンガ、フィジーに続きラグビー普及率が第3位の島国だよ。人口は少ないものの、生まれ持った肉体はラグビーに適していて、国民の多くがラグビーを行っているんだ。フィジー、トンガ、サモアのアイランダーは、世界トップクラスになれるポテンシャルを持っているんだよ。



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