シンビン(イエローカード)【ラグビールール初級編】
シンビン(Sin-Bin)とは、イエローカードのことをいうよ。
ラグビーでは、危険なプレーや悪質なプレー、重い反則を繰り返すと「イエローカード」が出され、10分間退場しなければいけないんだ。
この一時退場のことをシンビンといって、レフリーはこのように「黄色いカード」を提示するよ。
サッカーでは、イエローカードというと「警告」として扱われ、1枚では「退場」する必要はないけど、ラグビーではイエローカード1枚で「一時退場」が命じられるんだ。
ちなみにレッドカードが出されれば一発退場!
試合終了まで、その選手抜きで戦わなくちゃいけないよ。
シンビン(Sin-Bin)の意味
この「シンビン」だけど、Sin(罪・違反)とBin(入れ物・置き場)が合わさって造られた造語なんだ。
違反を犯した選手は、決められた場所で10分間反省しなくちゃいけないんだよ。
学校の教室で悪さをした生徒が、先生から叱られて廊下に立たされる行為が「シンビン」だと考えてね。
一時退場した選手の代わりに誰か入るのではなく、1人少ない状態で戦う必要があるから、チームにとっては大打撃となるんだよ。
ちなみに、フィールドの外(ハーフライン付近)に椅子があるんだけど、そこに座ってから10分間の計測が始まるんだ。
座らないと計測は始まらないから、シンビンを受けた選手が走ってフィールドの外に出るのは少しでも早く戻るためなんだよ。
下記のように落ち込んでいる暇はないんだね。
トライに繋がるシンビンはペナルティトライの可能性
もし、相手のトライを阻止するために危険なプレーや悪質なプレーをした場合、シンビンだけでなくペナルティトライも与えてしまう可能性があるよ。
例えば下記のような場合。
青の選手(ウルグアイ)は、相手をバインドせずに針のような危険なタックルをしたとして「シンビン」が出されたんだけど、これはトライに直結するプレーだったことから、相手にペナルティトライも与えてしまうことになったんだ。
10分間の一時退場に加えて相手に7点も献上。
シンビンは試合を大きく左右するから、仲間のためにも絶対にやってはならないことなんだよ。
ラグビーは紳士のスポーツ!正々堂々と勝負しなければいけないんだ。
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