World In Union(ワールドインユニオン)【ラグビー用語上級編】
World In Union(ワールドインユニオン)とは、世界三大スポーツイベントの一つ「ラグビーワールドカップ」の公式テーマソングだよ。
イギリスの作曲家「グスターヴ・ホルスト」が、オーケストラ用に生み出した組曲「惑星(The Planets)」の中に「木星(Jupiter)」という曲があるんだけど、そのメロディーに独自の歌詞をつけたのが、ワールドインユニオンなんだ。
日本では、平原綾香さんの「Jupiter(ジュピター)」の方が、馴染み深いかな?
平原綾香さんが2003年に発表した「Jupiter」も、この「木星」が原曲なんだよ。
歴代の歌唱者
ラグビーワールドカップでは、1991年に開催された第2回大会からこの曲が使われていて、開会式では著名なアーティストによって歌われているんだ。
歴代の歌唱者は下記の通り。
◆ 1991年 イングランド大会
キリ・テ・カナワ(ニュージーランド出身のオペラ歌手)
◆ 1995年 南アフリカ大会
レディスミス・ブラック・マンバーゾ(南アフリカ出身のコーラスグループ)
PJパワーズ(南アフリカ出身のロックシンガー)
◆ 1999年 ウェールズ大会
シャーリー・バッシー(ウェールズ出身のアーティスト)
ブリン・ターフェル(ウェールズ出身のオペラ歌手)
◆ 2003年 オーストラリア大会
カラーズ・オブ・サウンド
◆ 2007年 フランス大会
オール・スターズ
◆ 2011年 ニュージーランド大会
ヘイリー・ウェステンラ(ニュージーランド出身のアーティスト)
◆ 2015年 イングランド大会
ローラ・ライト(イングランド出身のアーティスト)
◆ 2019年 日本大会
吉岡聖恵(日本出身のアーティスト)
ワールドインユニオンの歌詞と意味
この「World In Union」だけど、日本語に訳すと「団結した世界」という意味になるよ。
ラグビーワールドカップにピッタリのタイトルだよね。
歌詞と意味は下記の通りだよ。
World In Union
作詞:John Skarbek Charles
作曲:Gustav Holst
There’s a dream,I feel so rare, so real
私には素敵な、大切だと思う夢がある
All the world in union The world as one
それは世界が団結して一つになること
Gathering together One mind, one heart
みんなで集まり、思いを一つにすること
Every creed, every color Once joined, never apart
宗教や肌の色を超え一つになれば、離れることはない
Searching for the best in me,I will find what I can be
最良なものを探しながら、できることをやる
If I win, lose or draw there’s a winner in us all
例え勝っても負けても引き分けても、全員が勝者だ
It’s the world in union the world as one
結びついた一つの世界に
As we climb to reach our destiny a new age has begun
運命をつかもうとするなら、新しい時代が始まる
We face high mountains, must cross rough seas
我々は高い山や荒れた海も乗り越えなければいけない
We must take our place in history and live with dignity
歴史の中に身を置き、尊厳をもって生きなければならない
Just to be the best I can sets the goal for every man
すべての人が目標に向けて全力を尽くせば
If I win lose or draw It’s a victory for all
例え勝っても負けても引き分けても、全員が勝者だ
It’s the world in union the world as one
結びついた一つの世界に
As we climb to reach our destiny a new age has begun
運命をつかもうとするなら、新しい時代が始まる
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