センター(CTB)12番・13番
センターとは、背番号「12番」「13番」をつけている選手のことをいい、12番のことをインサイドセンター、13番のことをアウトサイドセンターと呼ぶよ。
英語での表記は「CTB」。
11番~14番までの選手を「スリークォーターバック(Three-quarter Back)」と表現し、そのセンター(中心)に位置することから、正式名称は「センター・スリークォーターバック(CTB)」というんだ。
この「センター」は、バックスの中で最も相手選手とのコンタクト(接点)が多いポジションだよ。
ディフェンスの時はタックルをする機会が多く、オフェンスの時は自ら突破しにいくことが多いため、フォワード並みのフィジカルの強さが必要とされているんだ。
そのため、足が速くてあたりも強い選手が、センターに選ばれることが多いよ。
インサイドセンター(12番)とアウトサイドセンター(13番)の違い
ここからは、インサイド(内側の)センターとアウトサイド(外側の)センターの違いを説明するね。
12番と13番は同じ「センター」だけど、その役割は大きく異なるんだ。
インサイドセンター(12番)
インサイドセンター(12番)は、主に「スタンドオフ」の隣に位置し、スタンドオフと共にゲームをコントロールしていくことから、第2のスタンドオフとも呼ばれるゲームメーカー的存在だよ。
外側にいる「アウトサイドセンター」や「ウィング」を生かす長くて素早いパス、正確なキック、そして判断力が求められるため、センターの中でも器用な選手が12番になることが多いんだ。
もちろん、相手との激しいコンタクトプレーも多いため、強靭な肉体が必要だよ。
アウトサイドセンター(13番)
アウトサイドセンター(13番)は、主に「インサイドセンター」の外側に位置し、攻撃の起点(ポイント)を作るバックスの突破役だよ。
スタンドオフ、インサイドセンターから回ってきたボールを抱え、トップスピードで相手とぶつかり合わなければならないため、最も勇気を必要とするポジションなんだ。
アウトサイドセンターは、タックルをされても簡単には倒れない「足腰の強さ」と「スピード」を併せ持たなければいけないよ。
一方、ディフェンスの時には、相手がトップスピードであたりにくるため、それに負けない卓越した「タックル力」も必要不可欠なんだ。
また、ウィングへの「ラストパス」を繋ぐのも基本的にこのアウトサイドセンターのため、高いパススキルも求められるポジションなんだよ。
センターを動物で例えると
もし、センターというポジションを動物で例えるとしたら、イノシシさんが最適かな。
12番と13番の役割はかなり異なるため、なかなか難しい部分ではあるんだけど、猛スピードで相手に突進するポジションということではイノシシさんがピッタリだよ。
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